水溜まりに浮かぶ島

11歳の小学生、明神湊と妹の凪沙は、母親の頻繁な不在のため、アパートでよく一人になってしまいます。二人を楽観的にさせてくれる唯一の存在は、隣人の橘双葉と、地元の神社の子犬ザラメです。母親はまれにしか帰ってこないけれど、湊はいつも最終的には帰ってくることを知っています。異常に長い2週間の不在の後、湊の母親はなぎさの誕生日のちょうど間に帰宅します。そのお祝いのために、3人は遊園地に行きます。しかし、乗り物の中で湊の母親は二人を置いて、雨の夜に去って行ってしまいます。雷が2つの車に落ちる直前です。意識を取り戻したとき、湊は誰かと体を入れ替えてしまったことに気付きます―それは殺人容疑で警察に追われる男だった！今逃亡中の湊は、妹を守るために自分の体に戻る方法を見つけなければなりません。