Reゼロから始める異世界生活　第五章 水の都と英雄の詩

便利店を出て、スバル・ナツキは人間や亜人たちに溢れる賑やかな町に現れます。ドラゴンや馬車が交通手段として使われるこの町は、彼が慣れ親しんだ現代の日本ではないことが明らかです。しかし、コミックやゲームに没頭する日々を送る彼は、この新しいファンタジー世界で主人公であり、最高の魔法の力を持つと仮定しています。しかし、彼の思い込みとは裏腹に、すぐに事態は悪化し、一団の不良に遭遇してしまいます。幸いなことに、銀髪の美女サテラが彼を助けにやって来ます。お互いの協力を約束し、彼女の盗まれた紋章を探す旅に出ます。その旅の果てに到達したのは盗品屋で、サテラの紋章がお金に交換されていると思いこみ、サブルはオーナーと交渉をしようとします。しかし、彼らを待ち構えていたのは、紋章ではなく容赦ない刺客で、二人は破滅に至ります。しかし、あの世で目を覚ますどころか、スバルは自分が町を去ったことがないように昼間の真ん中にひとり立っていることに驚愕します。そして、彼の異世界での人生は、何者かによってなぜかもう一度始まるのでした。